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【3月のブログ『感染と予防について』】

【3月のブログ『感染と予防について』】


三寒四温の言葉通り、冬が行き戻りしている昨今、体調管理が難しい時期になりますがお変わりありませんか?
東浦町 医療法人 慈朋会 あしま歯科クリニック 歯科衛生士の杉浦です。
平素より当院にご来院いただき誠にありがとうございます。
前回のブログは歯科衛生士 小川による【インプラントを長持ちさせる秘訣】でした。
今回は世間を騒がせている、新型コロナウイルス感染症により、より重要となっています感染対策について、特に誰もができることのついて述べさせてください。

感染対策で手洗いが基本なワケ
人が罹患(りかん)する要因の多くは、手に付着した病原微生物《細菌、ウイルス等》が物品に付着し、そこからまた手を介して鼻や口、目から体内に入ることです。
多くの病原微生物は、電車のつり革、手すり、エレベーターのボタン、ドアノブを介して
手から手へと拡がり、それが感染拡大のきっかけとなります。
つまり、手は見た目に汚れていなくても病原性微生物が付着している可能性があるため、石鹸と流水を用いてキレイに洗い流す習慣をつける事が、感染対策の基本であり、最も重要な手段といえるのです。
ちなみにあしま歯科クリニックでは、患者さまが安心して院内ですごせるよう
1時間おきにスタッフが靴箱、待合室、キッズコーナー、お手洗い、ドアノブ等を
清掃消毒を実施しております。
 
正しい手洗いを方法を知る

手洗いは《日常手洗い》《衛生的手洗い》《手術時手洗い》の3つに分けられTPOに合わせて使い分けられています。

                      
      【日常手洗い】              
食事の前やトイレの後など日常的な行動に伴った手洗い法。
石鹸と流水を使用して汚れや有機物及び通過菌の一部を除去します。
しっかりと石鹸液を泡立てる事泡立てる事で
手全体や手のシワなどに石鹸液がいきわたります。
正しく手洗いするためには30秒かかります。30秒の手洗いを身に付けるために、タイマーなど置いて実施してみる方法もあります。30秒間の手洗いを実感してみてください。

2度洗い  
2回手洗いを実施する事でウイルスの除去効果があるというデータもあります。
特に冬場のウイルス流行時のトイレの後は2回手洗いの実施をお勧めします。

 
【衛生的手洗い】

全ての通過菌を除去あるいは殺菌を目的としています。
食品を取り扱う仕事や、医療、福祉に関係する人に必要な手洗い方法で、洗って、拭いて、消毒まで行い、感染予防や食中毒予防のために通過菌を全て除去することを目的としています。
石鹸液による日常の手洗いでも、正しい手洗い方法を行えば衛生的手洗いレベルになりますが、実際はもっと短い時間しか行われておらず、見た目の汚れがないとどうしても疎かになりがちです。アルコール手指消毒剤は、短時間で細菌からウイルスまで幅広い微生物に有効で、通過菌に対する効果が優れています。
石鹸液だけの手洗いでは落としきれずに残った微生物もアルコール消毒液により除去できます。




 

親指や指先、指の間などは手洗いが不十分になりやすいと報告されてます。
手を漠然と洗うのではなく、指の間、手首、爪の間など含め、丁寧にこすり洗う必要があります。
また、衛生的手洗いを行う上で爪は短くし指輪や時計は外しましょう。

【手術時手洗い】
今からは現在の医療界での常識についてお話していきたいと思います。

手術時手洗いの歴史
まず最初に手術のときの手洗いの歴史について簡単にお話していこうと思います。
医療における手術時の手洗いの歴史は、まだPasteurによる細菌学の概念のない
1840年代に始まりました。
当時は、周産期死亡の重要な原因であった産褥熱の発症率が約30%と非常に高い時代でした。
Semmelweisが、塩素水とブラシを用いて手洗いをする事で、産褥熱の発症率が2~3%まで低下する事を示したのが最初でした。
 
しかし、これは実は広く受け入れられる事はありませんでした。
その後、細菌学が広まったこともあって、ListerがSemmelweisの手洗いを再評価して外科学に取り込んだことで一般的なものとして定着したと言われています。
それから160年の時を経て、感染制御の環境は大きく変わり、2000年代に手洗いの方法は初めて変化したのです。

【現在の手術時手洗い方法】
では現在の手洗い方法はどのように行うのがスタンダードなのでしょうか
ブラシを用いる手洗い方法をスクラブ法といいます。
これに対して、ブラシを使用しない揉み洗い法、擦式消毒用アルコール製剤を手指から前腕に十分に擦り込むラビング法があります。
 
これが現在、推奨されている方法です
 
スクラブ法ラビング法の比較により、消毒効果に差がない事と手術部位感染(surgical site infection : SSI)の発症率に差がないことが2000年以降いくつもの論文で示されており、もはや医学会の常識となっています。
(小林 寛伊.LISTER CLUB 学術集会記録.2003)
(Parienti JJ,et al.Jama.2002)
(深田 民人.日外感染症.2006)
(Palmer JS.Urology.2006)
さらに上の論文では
 
ブラシによる皮膚のダメージはかえって手が荒れる原因となり、細菌の増殖によりSSIの発生率を高める危険性がある
ことが指摘されています。
 
現在では、これらのことは医療現場に広く受け入れられている状況であると言われていますが、ひと昔の実臨床ではブラシを用いてゴシゴシと長時間手洗いをしている風景は外科ではまだまだ多いようで、そのなごりが現在も続いていることがあるようです
(当時の手洗いは間違いだったのではなく最善の方法とし導入されていました)
 
現在の手洗いの方法

ラビング法 :①アルコール配合手指消毒薬を手指から前腕に十分に擦り込む方法
スクラビング法 :②抗菌性スクラブ製剤による 指先のみブラシを使用した、揉み洗いにアルコール擦式製剤を併用する方法
③石鹸液と流水による予備洗浄の後に、アルコール擦式製剤を使用する方法
この3つの方法であれば、いずれの方法でもよいとされています
(Parienti JJ,et al.Jama.2002)
(Rotter ML. J Hosp Infect.2001)
 
あしま歯科クリニックでの手洗いに使用する薬剤の紹介
 
4%クロルヘキシジングルコン酸塩製剤と
7.5%ポピドンヨード製剤
を両者を採用しています。
抗菌スペクトルは7.5%ポピドンヨード製剤の方が広く、クロルヘキシジングルコン酸塩は皮膚と強い親和性があるため、持続性に優れていることが報告されています
(Larson EL ,et al. Am J Infact Control.1998)
(Larson EL ,et al. Am J Infact Contorol.1995)
 
理事長はディスポ―サブルブラシを使用した
スクラビング法②を採用し
薬剤による手荒れを防ぐためオペ担当歯科衛生士 横井は時間をかけ揉み洗いをする③を採用しているようです。
余談になりますが時間をかけて手洗いをする秘訣は好きな曲を心の中で数回繰り返すことで
決まった時間きちんと手を洗う工夫をしているとの事。
どんな曲が流れているのでしょうね。
 
あしま歯科クリニックでは最新のエビデンスをもとに、目的にあった手洗いが常にできるよう正しい知識と共通認識を持ち、
患者様に安心して治療をうけていただけるようスタッフ教育を行っております。
 


今回は手洗いについてのブログ内容になりましたが上記の手洗い手順は
ご家庭の石鹸でも【日常手洗い】として取り入れていただける内容ですので
お試しください。
 

2020-03-09 11:23:03

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