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【2022年7月公式ブログ タバコがインプラント治療に与える影響】

2022.06.13

海開き、山開きの時期を迎えいよいよ本格的な

夏の到来となりました。

皆さまこんにちは。

愛知県 東浦町にあります、医療法人 慈朋会 あしま歯科クリニックの

歯科衛生士の下村です。

平素は、当院を【かかりつけ歯科】にしてくださり

ありがとうございます。

お口のメインテナンス中、患者さまから

喫煙と歯周病の関係や、ご家族の加熱式タバコはどうなのか?

インプラントの治療はできるのか?など質問をいただくことがあったので

私なりに調べたことを今月7月のブログ内容にしたいと思います。 

 

タバコはインプラント治療には

どのような影響を与えると考えられているのでしょうか。

 

インプラント治療後のリスクとして

インプラント周囲炎を引き起こす可能が指摘されています。

インプラント周囲炎とは、インプラントの周りの組織が

炎症を起こすことで骨が溶けていき

最悪の場合インプラントが抜け落ちてしまう病気です。

 

インプラントが抜け落ちてしまうリスクは喫煙者の方が非喫煙者より

2倍ほど高いと言われていますが

その多くがインプラント周囲炎です。

 

喫煙者にインプラントの脱落が多い要因として

考えられるのが、タバコに含まれるニコチンタールです。

歯肉の免疫力が低下すると

インプラントと骨がくっつきにくくなるなど

インプラントの脱落を引き起こす

状態になってしまいます。

更に、喫煙によって唾液が減少し

インプラント周囲炎を引き起こす細菌を抑制しにくくなるという

問題もあります。

 

歯肉に悪影響を及ぼす要因としてほかに挙げられるのが

喫煙による血管の収縮です。

血管が細くなると栄養が歯肉や骨にしっかりと届かず

歯肉が酸欠状態に。

インプラントは骨や歯肉に支えられることで機能します。

 

喫煙習慣は歯肉や骨の健康を妨げ

インプラントの脱落を引き起こす可能性が考えられています。

インプラント治療する方・した方は電子タバコ・加熱式タバコも控えたほうがよい?

それでは、【紙巻タバコより体に優しい】という声もある

電子タバコや加熱式タバコであれば

インプラント治療中に吸っても

問題ないのでしょうか。

 

まず、『紙巻タバコ』 『電子タバコ』 『加熱式タバコ』に

どのような特徴があるのでしょうか

紙巻タバコは、葉タバコ」を刻み乾燥させた

【刻(きざみ)】と煙をろ過する【フィルター】、それらを包む

【巻紙(まきし)】【チップペーパー】で構成されています。

この刻を加熱することにより

それに含まれている香料などが

独特の香りや味わいをだします。

一方で、タールやニコチンといった体に悪影響があるとされる

物質がタバコの煙に含まれるため

健康面で懸念されています。

電子タバコと加熱式タバコは

外見はどちらも似ていますが、製品の構成や機能は全く異なります。

 

大きなポイントとして

タバコの葉の使用が挙げられます。

加熱式タバコがタバコの葉を加熱するのに対し

電子タバコはタバコの葉を使用していません。

カートリッジの中に入っている液体を電気加熱することで

蒸気を発生させるという仕組みになっています。

 

こうした構造により電子タバコにはニコチンが含まれていないほか

タバコの葉を使用していないため日本国内では

タバコ製品としては販売されていません。

 

ただし、海外の電子タバコはニコチンが含まれたり

タバコ製品として扱っている国もあります。

加熱式タバコは、紙巻タバコ同様に

タバコの葉を使用してはいますが

紙巻タバコが800度もの高温でタバコの葉を燃焼させて

煙を発生させるのに対し

加熱式タバコは300度以下で加熱させることにより

蒸気を発生させます。

これにより、有害物質の発生を抑えているという声もあります。

このように、電子タバコと加熱式タバコは

そもそも【タバコ】であるかという点で大きくことなりますが

どちらも煙をださず、紙巻タバコよりも

体への影響が少ないのではないかという声もあります。

 

しかし、例えば加熱式タバコは全ての有害物質が

除去されているわけではありません。

 

加熱式タバコには、タバコを吸いたくなる要因とされる

ニコチンが含まれており

このニコチンによって血管が収縮されます。

血管への悪影響はインプラントと骨の結合に問題を起こす

恐れがあるので注意が必要です。

インプラントを埋める時に骨の量が十分にない場合は

骨を作る為に手術をすることがあります。

しかし、喫煙習慣がある方は骨を作る為の手術ができないと

判断されることがあります。

インプラントを5~10年使っていくというスパンで考えると

歯肉や骨が痩せやすくなる喫煙は

大きなリスクがあると考えられている為です。

喫煙者にインプラント

また、電子タバコも安全性は不明です。

 

インプラント治療を考えているかたは

電子タバコや加熱式タバコも

紙巻タバコ同様に控えるべきだと

考えられます。

インプラントは高額な治療となるだけでなく

長い付き合いとなります。

インプラントの寿命を延ばして

食生活を豊かにするためにも禁煙を考えてみてはいかがでしょうか

 

7月は、喫煙とインプラント治療における影響について

お話をさせて頂きました。

 

歯の定期健診、虫歯治療、歯周病治療、クリーニング、

歯の被せ物、入れ歯、インプラントなど

些細な疑問も、担当 歯科医師及び歯科衛生士に

お気軽にお問い合わせください。

 

長文となりましたが、お付き合いいただき感謝いたします。

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