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10月ブログ【顎関節症患者様のセルフケアについて】

10月ブログ【顎関節症患者様のセルフケアについて】

すがすがしい秋晴れの今日このごろ
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋…。どんな秋をお過ごしでしょうか?
東浦町 医療法人 慈朋会 あしま歯科クリニックの歯科衛生士の横井です。
平素より当院にご来院いただき誠にありがとうございます。

今月からは顎関節症についてお話をしていこうと思います。            
食事をすると顎が疲れる、顎を動かすと痛い、
口を開け閉めすると音がなるなど症状があるかたはいませんか?
 顎関節症と聞くと『顎が外れるのではないか』
『手術が必要となるのではないか』と
不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、顎が外れるようなことはなく、
手術が必要となるケースは極めて稀です。
結論から申し上げますと
ほとんどの症状は、長期的に日常生活の見直しなどで
80%以上の方がよくなります。

                 顎関節症とは
                          顎関節症は顎関節や咀嚼筋が痛む
                          顎を動かすと音がする
                          口が開かない
などの症状を主に
                          訴える障害を取りまとめた診断名です。


 
顎関節症の概念【2013年 日本顎関節学会より】
顎関節症は顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節(雑)音、開口障害あるいは
顎運動異常を主要症候とする障害の包括的診断名である。
その病態は咀嚼筋痛障害、顎関節痛障害、顎関節円板障害および
変形性顎関節症である。
 
 
つまり、顎関節症の患者さまは皆同じ症状を訴えるわけではなく
咀嚼筋の痛みを訴える方【咀嚼筋痛障害】
顎関節の痛みを訴える方【顎関節痛障害】
関節円板のずれが生じた方【変形性顎関節症】など様々です。                                                                                                            
なかにはこれらの症状を全て訴えるひともいますが
顎関節症と診断するには少なくともこの中の一つ
の症状があることが必要です。
また、これらの症状が一つでもなければ顎関節症ではありません。
ただ、これらの症状は顎関節症だけにみられるわけではなく
同じような症状の病気もほかにも沢山あります。
したがって、まずは患者さまが訴えている症状が顎関節症かどうかを
鑑別診断することが最も重要となります。

また、これまで行われてきた顎関節症に関する研究の中で
顎関節症のほとんどは長い目で見れば、自然経過が良好な事がわかってきました。

【顎関節症における自然経過】
 
咀嚼筋痛障害 23~36カ月 66%改善

顎関節痛障害 23~36カ月 52%改善

顎関節円板障害(関節円板がずれている状態)
*復位性が非復位性となる割合 10%以下
*非復位性 症状の改善は 
2~4週間 23~33%
6カ月       34%
1年         50%
*復位性:   口を開けた時にずれた関節円板の位置が戻る
*非復位性: 口を開けてもずれた関節円板の位置が戻らない

変形性顎関節症 2年半 53%改善 47%不変

顎関節症には、何も治療しなくても自然治癒する例が多く存在します。
愛知学院大学歯学部付属病院.顎関節外来の研究では
顎関節症の中で比較的重症である
《非復位性顎関節円板障害》の自然経過改善率は
治療開始2週間後で23%
4週間後で33%
これが2年半後には88%であることが
明らかとなっています。
そのため、たとえ治療を行い
高い改善率を示しても、それが治療によるものか
自然経過によるものかが判明しにくいケースも存在します。
このため、一時治療はいつでも最初の状態に戻ることができる治療
【可逆的治療】であるべきと当院では考えているため。
安易に患者様の噛み合わせを削って調整する事を避けています。
なお、米国歯科医師会(ADA)でも顎関節の治療では
❝Less is often best❞
(より少ない治療が、しばしば最も良い治療である)としています。
文献)Manfredini D,Favero L,Geogorini G, et al. :natural course of
temporomandibular disorders with low pain-related impairment :a2-to-3-year
 follow-up study.J Oral Rehabil,40(6):436-442,2013
2)栗田 賢一;顎関節症の自然経過とADL:ADL評価に基づく顎関節機能障害度分類と治療成績.顎頭蓋誌、15(1):1~9、2002
3)栗田 賢一;顎関節症の疫学2自然経過 【顎関節症】.日本顎関節学会編,永末書店,京都,2003,332~336.
4)Kurita K Machida J,Yuasa H,et al. ; Natural couse of untreated symptomatic temporomandibular joint displacement withoutreduction.J Dent Res,77(2):361-365.1998

顎関節症治療でのセルフケアの重要性      

これまでに、顎関節症の発症には生活習慣やストレスなどが関係していることや
安静にするより顎関節や咀嚼筋が痛くても動かすこと(運動療法)が
症状の改善には必要だと分かってきました。
そこで、より早く症状を改善し慢性化を防ぎ
再発を防止するためには
日常生活での顎関節や咀嚼筋にかかる負担を軽くする事や
症状にあわせてセルフケアを行うことが重要であると、世界的に認識されています。
 
現在、歯科医師が行うプロフェッショナルケアにおいては
以前行われていた咬合調整や外科処置のような侵襲が加わる治療が中心ではなく

①保存療法としてセルフケアの指導
②運動療法
③スプリント療法などの
侵襲が加わらない治療が基本となってきております。
 そして、治療効果を維持、促進するためには
患者さまが、自身の現状を自覚し
【自分で自己の管理を行うこと】
すなわち、患者さまが歯科医師の指導の下で、自分の病気について知るとともに
生活習慣や悪習癖を理解し
さらには、運動療法を行うというセルフケアが
現在の顎関節症治療で大きな役割をもっています。
 
【顎関節症の症状が出る人と出ない人】

現在、顎関節症の発症メカニズムとして、原因は多因子であり、
病気にかかりやすい素質(素因)に、
歯ぎしり生活習慣悪習癖噛み合わせストレスなどのリスク因子が
積み木のように重なり、それらが個人の耐久性を越えると発症すると言われています。
そのため個人の耐久性を高くするような、アプローチを行うことで、
症状の改善が見込めることになります。
特に顎関節症の原因の多くは顎関節への過負荷であり
そこには日常の生活習慣、悪習癖などが関連しています。
そして、これらの影響で顎関節症症状が生じている事が多いので
症状を改善するためには
プロフェッショナルケアのみでなく
日常生活において患者さまにセルフケアを行っていただくことが
重要になります。
 
【セルフケアとしての運動療法】
実際行ってもらうセルフケアには大きく分けて
《顎関節を守るセルフケア》と
《顎関節の機能を改善するセルフケア》の
二つがあります。
顎関節を守るセルフケア日常生活の中で
顎関節に負担をかける行動は意外に多いものです。

 【顎関節症で注意する生活習慣や悪習癖】

いかがでしょうか?心当たりのある習慣はございませんか?
ただ、何が問題になっているかは患者さまによってことなりますし
更に問題は一つだけとは限りません。
もちろん、初診時に歯科医師の医療面接により
症状と関連のある行動について
ある程度は明らかになりますが
患者さまは自覚がない場合が殆どですので
経過を診ていくなかで明らかになっていくこともあります。
しかしながら、患者さまによっては、酷くお痛みを訴え
とても、不安になる方もいらっしゃいます。
顎関節症の原因となった悪習癖、悪癖などを患者さんに自覚してもらい
主体的に取り除くよう行動していただく
【認知行動療法】のご紹介をいたしました。
 
通院中、お痛みがとても酷く、なかなか症状が改善せず
不安をつのらせて、日常生活に支障がでてきてしまうなど
場合によって愛知学院大学附属病院
顎関節症外来に担当医師により紹介させていただく場合もございます。
 
引き続き、来月も歯科衛生士の石原による
《顎関節の機能を改善させるセルフケア》についてお話をしていまきます。
 
あしま歯科クリニックにご来院して頂いた際、
不安な事や疑問などございましたら、いつでも歯科医師や歯科衛生士にお尋ね下さい。

 
 

2020-10-07 17:07:02

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