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あしま歯科クリニック9月ブログ【妊娠中の口の中のレントゲンについて】

【9月のブログ 妊娠中の口の中のレントゲンについて 】
9月に入っても厳しい暑さが続いております。
東浦町 医療法人 慈朋会 あしま歯科クリニックの歯科衛生士の下村です。
平素より当院にご来院いただき誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症の第二波を抑え込むため発令された
愛知県独自の緊急事態宣言は8月24日をもって解除されましたが
引き続き当院では患者さまが安心して受診していただけるよう
スタッフの健康管理及び感染対策を徹底してまいります。



【お知らせ】入って右手に検温および手指消毒の機械がございます
上にある機械に手首をかざしていただくと
検温されます。また、手指消毒は液体と
ジェルタイプがございます。


さて6月と8月のブログでレントゲンについてお話がありました。
今月は【妊娠中の口の中のレントゲンについて】お話をしようと思います。
妊娠中、放射線を浴びるレントゲンの検査は心配ですよね。
健康診断などでレントゲン検査を受けるとき
妊娠中もしくはその疑いがあるか、確認された方も多いでしょう。

妊娠中の歯科検診や治療でレントゲン検査が必要な場合
検査を受けても問題ないのか
妊娠中のレントゲン検査、赤ちゃんへの影響は?
結論から申し上げますと
妊娠中の治療で歯科のレントゲン検査を受けても
おなかの赤ちゃんには問題ありません。
レントゲンの放射線を遮断するエプロンを身につけますし
口の中のレントゲンであって、おなかに直接放射線が当たるわけではないからです。
歯のレントゲンの放射線量は6万枚撮影して危険レベルに達する程度になります。




 
そもそもレントゲン検査と妊娠には関係があるのでしょうか。
妊娠の時期にもよりますが、一般的に一度に胎児に直接50~100ミリシーベルトの放射線を浴びせてしまうと、流産や小頭症などの奇形が発生する可能性があると言われています。
歯のレントゲンをい撮影した場合、胎児が浴びる放射線量は
デジタルエックス線装置で、約0.0008シーベルト程度。
つまり、6万枚以上のレントゲンを撮影しないと
危険レベルに達しないということになります。
鉛の保護エプロンをしていれば、胎児が受ける放射線はほぼゼロになります。
つまり、歯のレントゲンでおなかの赤ちゃんに影響を与えることはほとんどありません。
なお、歯医者さんでのレントゲン撮影装置には
デンタルとパノラマ(6月と8月のブログに掲載してあります)があり
デンタルは口の中にフィルムやセンサーを入れるもので、
パノラマは患者様のまわりをぐるっとまわって撮影する装置になります。
パノラマレントゲンの方が撮影時間が長いぶん、被ばく量が多いように感じますが実は被ばく量は全体をデンタルで撮影するより少ないとされています。
 
このように、妊娠中に歯科検診でレントゲンを撮影しても、おなかの赤ちゃんにはほとんど影響がありません。
しかし、当院でもそうですが、歯科では妊娠していると分かっていれば、レントゲン撮影を避けたり、保護用にエプロンをつけたりといった対応をするところがほとんどです。
 
赤ちゃんと母体の健康状態は、お母さんのメンタルに左右される部分がとても大きく、妊娠中の女性は極度の緊張や体位によって、急に気分が悪くなることがあるからです。
『妊娠しているのにレントゲンを撮ってしまった。
赤ちゃんに影響でたらどうしよう』と
モヤモヤしていると、身体にさわります。
よって、歯科医院でレントゲン検査を受ける際は
必ず、妊娠している旨を申告しましょう。
また、気になることがあれば
歯科医師、歯科衛生士にお尋ねください。
 
歯科医院にかかる際は受付に母子手帳を見せてスタッフに妊娠の経過を説明し、万が一の際のためにも、かかりつけの産婦人科はどこかについても知らせておくと安心です。
 
また、妊娠中の女性は、投薬や治療の制限があるので、
歯科治療になったときには、産婦人科の先生にも伝えておくようにしましょう。
大切なおなかの赤ちゃんを守るためなので
妊娠している時はきちんと歯医者さんに、その旨を説明するようにしてください。
 
実は、おなかの赤ちゃんに与える影響として
妊娠中のレントゲン検査より怖いのが、妊娠中の歯周病です。
歯周病にかかっている妊婦が早産する確率は5倍も高まると言われています。
歯周病は口の中の歯周病菌が【歯周ポケット】と言われる歯ぐきの隙間から入り込み
歯や歯を支える顎の骨を破壊します。
この菌は血管にも入り込み、血液と一緒に体中を巡って

様々な疾患を引き起こす事でも知られています。 

妊娠中の女性が歯周病にかかると、
炎症を引き起こす物質の血中濃度が高くなり
胎盤を刺激します。
すると、身体は出産の準備が整ったものだと勘違いしてしまい
陣痛や子宮の収縮が起こり、早産してしまうのです。
妊娠中はホルモンのバランスが変わるので
唾液がネバネバして歯周病菌が活躍しやすくなります。
特につわりがひどい妊娠初期は、気分が悪くて
歯磨きどころじゃないという人もいるでしょう。
歯ブラシを口に入れると吐いてしまうという方もしばしば。
妊娠後期でも、おなかが大きくなって胃を圧迫すると
食事がとりにくくなるので、小分けに食べるようになります。
すると、口の中に食べ物を入れている時間が長くなるので、口の中が酸性に傾いて
虫歯になりやすくなります。
妊娠中でも歯科治療は可能ですが
体調が安定する妊娠4~7ヶ月目の安定期をおすすめします。
デリケートな妊娠初期はちょっとした緊張が流産の危険性につながりかねませんし
おなかが大きくなる妊娠後期だと
治療をうけにくくなるかもしれません。
お母さん本人の健康だけでなく、生まれてくる赤ちゃんのためにも
妊娠中は歯を清潔に保つようにし
治療が必要ならば出産後に通院をおすすめする場合もございます。
 
歯科衛生士から妊娠中のお母さん達に伝えたいこと
 

お腹の上に手を当てて赤ちゃんの大きさを思い浮かべて下さい。
頭があって胴体があって….
では赤ちゃんの歯はいつごろからつくられはじめられるかご存知ですか?

赤ちゃんの乳歯は妊娠7週ごろからつくられはじめ
出産までに顎の骨の中でほぼ完成し
一部の永久歯もつくられはじめているのです
このように妊娠初期において身体のどの器官よりも
非常に早い段階でつくられる場所です
口腔(歯)は、妊娠中の生活や栄養をダイレクトに受けとり
一番お母さんとの繋がりが強い場所だと感じて頂けたら幸いです。



今月はレントゲンの放射線量のついてのお話と
妊娠中の口の中のレントゲンについて
お話させていただきました。
                                
 
あしま歯科クリニックにご来院の際
分からないことや不安に思う事は
お気軽に歯科医師や歯科衛生士におたずねください。

2020-09-07 15:32:24

8月のブログ 歯科用レントゲン検査の必要性②〘デンタルレントゲン〙

定期検診でわかること~第②回 安心、安全なレントゲン検査について

8月にはいり梅雨明けが待たれる昨今ですが、お変わりなくお過ごしでしょうか?
東浦町 医療法人 慈朋会 あしま歯科クリニックの歯科衛生士 杉浦です。
平素より当院にご来院いただき誠にありがとうございます。
6月のブログでは、衛生士の小川より【パノラマレントゲン】についてお話がありました。

さて、歯科医院に受診した際の重要な検査に《レントゲン検査》があります。
時には、同時に何枚か撮影したり、種類の異なる機械を使い分けて、
目的に応じたタイプの検査をおこなったり、
皆様にも何かとなじみのある検査ではないでしょうか。
大切な検査の一つであるレントゲン撮影から
今月は【デンタルレントゲン】についてお話してまいります。

【デンタルレントゲン】

デンタルレントゲンはごく小さい範囲を撮影する機械です。
デンタルレントゲン撮影の特徴
3~4本の歯牙を画像として映しだします。
約4㎝×約3㎝の小型のデンタルIPプレートをお口の中に入れ、外側からX線を照射します。
〘デンタルレントゲンの画像はパノラマレントゲン画像より範囲は狭いがより細かい診断ができます〙
視診とパノラマX画像だけでは診断が難しい場合にこそ
デンタルレントゲン画像が診断のカギになります。

デンタルレントゲン撮影で何がわかるのか?

●虫歯の進行状態の確認
●隣接面カリエスの確認
●根管治療:根充後、薬が根尖まで入っているかどうかの確認
●根分岐部病変の確認
●歯周病の進行状態の確認
●インプラント周囲の骨吸収状態の確認

これらを詳しく解説いたします。
 
●虫歯の進行状態の確認
まずは目視でお口の中の状態を確認します。
この時、虫歯等の状態も確認しますが、目視だけでは虫歯があるのか、
どの程度進行しているのかを正確に判別する事はできません。
そこで、デンタルレントゲン画像を用いて確認します。
拡大鏡を使用した肉眼の検査でも見逃してしまう、歯と歯の間の虫歯の発見には大変有効です。
研究によっては発見率を90%近くまで向上できるとのデータもあります。
 
虫歯の進行状態を確認したデンタルレントゲン画像


 
隣接面カリエスの確認をしたデンタルレントゲン画像



歯と歯の間が虫歯の穴の入り口になった場合肉眼での発見
には限界がございます。
 
 
 
根管治療
虫歯の細菌に感染した歯の神経を取り除く根管治療(歯内療法)でも肉眼では確認不可能な、
歯の神経の入った管を探すためにレントゲンは非常に重要な役目をはたします。
下の写真(根管治療)では、歯の病巣の位置や、根までお薬が充填されたかという治療プロセスを知る上で重要です。
根管治療のプロセスを確認したデンタルレントゲン画像


白い〇で囲んだ部位ですが
デンタルレントゲンを撮影し
歯の根のまで
お薬が充填されたかを
確認した画像です
 
 
●根分岐部病変の確認


 
このように
大臼歯部には、根分岐部病変がみられるときがあります。
根分岐部の清掃が難しいためである
 
 
 
●歯周病の進行状態の確認
静かに症状なく進行してしまう歯周病ですが、デンタルレントゲンで歯を支える骨の量を検査することで、歯周病の進行度に応じた治療計画を立てられます。
また、肉眼では見えない歯茎の内側の歯石の位置も確認でき
歯科医師、歯科衛生士の歯周治療の強い味方です。


 
歯根には多量の歯石が付着して歯を支える骨が炎症で吸収されていることを確認できます。
肉眼で確認できない部位だからこそ、レントゲンの情報が治療の精度を左右する重要な役目を果たします。
また、歯周病を起こす原因となる歯石も白く映しだされます。
 
●インプラント周囲の骨吸収状態の確認


 
他院でインプラント治療を行い
歯茎から膿がでてくるとの事で当院にご来院いただいた患者様の
デンタルレントゲン画像
 
【骨吸収の原因】
インプラント周囲疾患の直接の原因は、過度の荷重または、細菌感染であり、間接的な原因として喫煙などが加わります。
これらの原因から炎症性反応が始まり、インプラント周囲の骨吸収が生じるようになります。
一方、荷重のみで骨吸収が起こり
炎症所見が認められないパターンもあります。
 
【あしま歯科クリニックのインプラントメンテナンス中の患者様へ】
定期健診時にX線写真撮影をするのは、インプラント周囲炎の早期発見に役立つためです。
インプラントの適したデンタルX線写真撮影方法は二等分法ではなく、平行法を用います。
インプラント手術をした最初の年度における垂直性の骨吸収は0.2㎜までとされています。(Michael G.Newman,Henry H.Takei,Fermin A.Carranza著 CARRANZA’S クリニカル ペリオドントロジー,第9版下巻より)
 
X線写真撮影は少なくとも1年に1回は行いますが、歯周病に罹患している歯がある場合、インプラント周囲炎が生じている場合は1年に1回ではなく、必要に応じて3ヶ月ごと、6ヶ月ごとなど期間を選択し撮影のご協力をして頂く場合がございます。
ご理解の程よろしくお願いいたします。
 
さて以上が、あしま歯科クリニックで歯科医師が主に使用するデンタルレントゲン撮影の目的になります。
当院に限らず、皆様の通院中の医院でも一度はお目にかかった事のある馴染み深いレントゲンもあったでしょうが
一口にレントゲンといいましても、種類も多く理解するのが難しいのも事実です。
是非、疑問や不安があれば、どうぞお気軽にドクターをはじめ当院スタッフまでお尋ねいただければ幸いです。
 
 
 

2020-08-04 15:48:09

6月のブログ《歯科用レントゲン画像で何がわかるのか?

【6月のブログ《歯科用レントゲン画像で何がわかるのか?》】
木々の緑の深みも増し、診療チェアの前にある庭の柏葉アジサイの花の数が今年は最高に見ごろを迎えております。
東浦町 医療法人 慈朋会 あしま歯科クリニックの歯科衛生士チーフの小川です。
平素より当院にご来院いただき誠にありがとうございます。
愛知県は緊急事態宣言が解除となりましたが
当院は引き続き感染予防対策を徹底して行ってまいります。
4月のブログで歯科衛生士の石原がインフルエンザ予防と歯周病菌についてお話をいたしましたが、当院の患者様にもウイルス感染予防に口腔ケアの重要性をご理解いただき、定期健診及びメインテナンスのご希望の患者様で賑やかになってまいりました。



【画像診断の必要性】
歯科医院にかかられた時に、歯科医師に『レントゲンを撮影して確認しましょう』と言われたことはありませんか?
そんな時、患者様の心情としては
『本当にレントゲン撮影は必要なの?出費が増えるなあ』と思う事があるかもしれません。
 
そこで今月からはレントゲン撮影でわかる事とレントゲン撮影の必要性をお話致します。
お口の中の疾患は、直接肉眼で見る事のできない場所で起こっていることが殆どです。
歯の中や、歯と歯の間、詰め物や被せ物の下、歯茎の中の骨(歯槽骨)、歯の根っこの周りなどです。
このような外から肉眼で見る事のできない場所の状態を確認するために、レントゲン撮影は必要不可欠です。
医科のみならず歯科レントゲン撮影は広くおこなわれています。
病院に行ってレントゲン画像をみたことある方はイメージしやすいかもしれません。
レントゲン撮影はX線撮影とも呼ばれています。
レントゲンの種類
歯科医療ではレントゲン撮影が頻繁に行われます。一口にレントゲンといっても
その用途にあわせて大きく分けて4種類あります。
【パノラマレントゲン】【デンタルレントゲン】【セファログラム】【歯科用三次元CT】
 
今月はまず、パノラマレントゲンについてお話をしていこうとおもいます。
《パノラマレントゲン》

パノラマ=広々とした眺望という英語の意味もあるように、広い範囲を撮影する機器です。
当院の装置は一台でパノラマ、CTが撮影できます。
 
撮影されたレントゲン画像は左右が逆になっています。

全ての歯を中心に、顎の全体を一度に撮影するものです。
一枚の写真で歯の状態や、上下の顎の骨や関節など
全体を大まかに把握することができます。
このレントゲン写真によって今までどのような治療がされてきたのか、
大きな虫歯はないか、痛みはないが悪くなっているところはないか、
顎の関節に異常はないか、親知らずの有無やはえ方、
鼻の横にある上顎洞の異常の有無など
お口全体の様々な情報を得る事ができます。
これによって歯科医師は治療を開始する前に、大切な診断をする事ができます。
また、歯周病は患者様ご本人も気付きにくく、気が付くと進行していることがあります。
歯周病の治療をする際も、レントゲン写真で歯を支える骨ががどのくらいあるのかを確認することが、とても重要となります。
当院の【パノラマレントゲン装置】
患者様の頭の周りを装置が
素早く、ぐるっと回ります。
 
パノラマレントゲン撮影で何がわかるのか?

 
 
パノラマレントゲン撮影は、以下のような場合に行われます。
●お子様の歯の生え変わりの状態、先天性欠如歯の確認
●埋伏過剰歯や埋伏歯の確認
●親知らずの治療の有無の診断
●多数歯の虫歯の進行状態の確認
●全顎的な歯周病の進行度合いの確認

このようにお口全体を撮影するパノラマレントゲン写真は
自覚症状や外から見ただけでは確認できない情報を、豊富に写しだしてくれます。
治療を始める前の検査や診断にはとても重要なものです。
また、あしま歯科クリニックでは
お口の中の状態は年月とともに変わって行くため、1年に1度程度は
パノラマレントゲン写真を撮影し、定期的に悪いところがないか検診を行うことを
定期健診時に患者様にご協力をお願いしております。
お子様の歯の生え変わりの状態を確認
永久歯がはえていなくても、歯槽骨や歯肉内に歯牙が確認できれば、時間とともに自然に萌出すると診断します。反対に歯槽骨や歯肉内に歯牙が確認できなければ先天性欠如歯の疑いがあります。
先天性欠如歯を確認したパノラマレントゲン画像

 
↓赤色の矢印で示した部位は永久歯の元となる
歯胚が確認されず、先天性欠如歯が明らかになった画像です
 
埋伏過剰歯や埋伏歯の確認
埋伏歯とは、歯牙の一部又は全ての歯牙が顎の骨や歯肉に埋まったままの歯の事をいいます。
歯牙が埋まった状態では目視で確認できないため、歯科医師はパノラマレントゲン撮影を行い、全顎画像から埋伏歯の有無を確認します。

白い丸で囲んだ部位が埋伏過剰歯を確認したパノラマレントゲン画像です。
親知らずの抜歯の有無の診断
親知らずの萌出方向や、周囲の歯牙との関係を知るためには、口腔全体を撮影するパノラマレントゲン撮影をします。
この画像から歯科医師は親知らずの抜歯をしたほうがいいのか、そのままでも良いのか、親知らずの位置の深さ、根っこの数、神経との近さなど抜歯の難易度をおおよその判断基準にします。


※親知らずが斜めに生えていて抜歯をする際、歯を分割する必要がある場合、親知らずと神経までの距離を測定するためにCTを撮影し、具体的に何ミリくらい離れているかも判別する場合がございます。CTを撮影する事で歯や骨の三次元的な形態が判ります。
多数歯の虫歯の進行状態の確認
1~2本の歯をターゲットとした虫歯の診断にはデンタルレントゲン(デンタルレントゲンについては来月のブログでご紹介いたします)を撮影しますが
複数の虫歯の状態を確認するには、全顎を撮影するパノラマレントゲンが多く選択されます。

多数歯の虫歯の進行状態を確認したパノラマレントゲン画像
全顎的な歯周病の進行度合いの確認


お口全体の歯周病の度合い、歯槽骨の吸収度合いを確認することができます


歯科衛生士は歯周ポケット測定時、患者様のレントゲンの歯槽骨の情報をもとに
検査を行います。
歯槽骨のラインを理解する事で、より正確な検査数値をだす事ができ
骨吸収が著しい部位の歯周ポケットを器具でさわる場合前もって
『少し不快な痛みがあります』と声掛けを行います。
 
目の前の1枚のエックス線写真からどう病態を読み                                       
どう治療を進めていくか。。。
もちろん、レントゲン画像では映らない組織もあります。
 
歯科衛生士がバリバリと仕事をしている歯科医院では活気があり
多くの患者さまが訪れます。
そのような歯科医院に見学をさせていただくと、
スタッフおよび歯科衛生士に共通している事は
【患者様とのコミュニケーションが十分にとれている】ことです。
それには、コミュニケーシをとる能力を身に着けるのはもちろんのこと
レントゲンの読影から正常像の把握し
異常への変化、異常の病態などを学び知ることは、
患者様とのコミュニケーションを高めるうえで
歯科医師の専門的な考えを理解し患者様に伝えるのに役立ちます
またドクターには言いにくい事や患者様の不安を歯科衛生士が代弁し
患者様と歯科医師の橋渡し役をすることは、必要不可欠です。
あしま歯科クリニックでは
日々モニターのレントゲン画像を目の前に、                                                                
担当患者様のあらゆるデータを持った衛生士が
ドクターと常に話し合いを繰り広げています。
(時には院内技工士の先生とも意見を出し合います)
 
あしま歯科クリニックに定期健診にご来院された際は
是非、歯科医師および担当衛生士に何でもご相談ください。
 
来月は引き続き、歯科衛生士 杉浦が【デンタルレントゲン】についてお話をいたします。

 

2020-07-06 11:32:26

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正しいマスクのつけ方、うがいの仕方

【5月のブログ マスクの正しい付け方と、うがいの仕方】
桜の季節もいつしか過ぎ葉桜の季節となりました。
空気が乾燥し、風邪やさまざまな感染症が流行している昨今

花粉だけでなく、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により 
外へでると感染予防のためにマスクをしている方が日常風景となりつつあります。
皆さん、こんにちは。 東浦町 医療法人 慈朋会 あしま歯科クリニック 歯科衛生士の横井です。
4月の初旬に投稿したブログは、歯科衛生士 石原による【インフルエンザ予防と歯周病菌】でした。
今回は、予防三原則の一つである【病原体の侵入経路を遮断する】

 
 
感染経路対策 →手洗い(3月のブログに記載)、マスク、うがい、人ごみを避けるの中で
【正しいマスクの付け方と うがいの仕方】についてお話をしていこうと思います。
新型コロナウイルス(COVID-19)が世界各地で大流行の一途を辿ってます。
最近、新型コロナウイルス(COVID-19)による対策方法が色々提示されている中で、
マスクには『予防効果が無いのではないか?』との声があがるようになってきました。
 
先に結論を述べておくと、今や新型コロナウイルス(COVID-19)は無症状感染者も出ており、三次感染、四次感染と感染ルートが追えない状況をい考えれば、自分は感染してないという保証は何もありません。
したがって、マスクは拡大予防の為にも必須です。
マスクの役割マスクの正しいつけ方を確認する前に、まずはマスクがどのような役割を果たしているのかについてご説明していきます。


風邪予防や口元の保湿に
マスクをつけることの第一の目的は、自分を風邪や感染症から守るためという方が多いはずですが、
風邪などのウイルスは、細菌と違って湿度が低いと生存時間が長くなるため
空気が乾燥する時期にマスクをつけて口元を保湿しておく事で
風邪予防の効果が期待できると言われています。
 
自分が風邪をひいた際のエチケットに
風邪予防だけでなく、自分が風邪をひいてるとき、飛沫感染を防ぐためのエチケットとしてもマスクは大切です。飛沫感染とは、咳やくしゃみなどから周囲へ飛び散る飛沫に含まれる病原体が、人の口や鼻などの粘膜に付着して感染することを言います。
ウイルスは、直径0.0001㎜ほどであるため、
一般的なマスクの網目よりも小さく、ウイルスそのものを防ぐことは難しいと言われています。
しかし、ウイルスを含む水分である飛沫は直径0.005㎜ほどとウイルスよりも大きくマスクの網目にも引っ掛かります。


このことから、風邪などに感染した本人が、飛沫を外へ出さないためにマスクを着用することは、周囲への感染予防にも効果があるといえるのです。
 
【マスクの正しい使いかた】
ここからは、マスクの正しい使い方を、付け方、外し方、廃棄方法をそれぞれご説明いたします。
まず、マスクをつける前には、必ず手を洗って清潔な状態にしておきましょう。


 
①マスクの上下を確認する

マスクの表裏はメーカーによっても見分け方が異なりますが、特に裏表がパッケージの記載されていない場合は、ゴムひもがついてるほうが表になることが多いようです。


また、マスクの上下の確認方法は、鼻周りにフィットさせるための針金が入ってるほうが上になります。プリーツなど、マスクの折り目がある場合は、そのプリーツの山の部分が下方向になります。

②鼻、口、顎を覆う

 

 
③耳のゴム紐を調整する
ゆるすぎず、きつすぎない物がおすすめです。
(ゆるいようであれば、縛るなどして調整しましょう)
 

【マスクの外し方】
使用後のマスクには、ウイルスが付着している可能性が高くなります。
そのため、マスクを外す外す際は、フィルターを手で触らないようにゴムひもの部分をもつようにしましょう。


【マスクの廃棄方法】
マスクを外したら、ゴムひも部分だけを持ち、蓋付きのゴミ箱に捨てましょう。
蓋なしのゴミ箱であれば、マスクをビニール袋に入れて口を閉じてから廃棄するのがおすすめです。
マスクを廃棄した後は、手にウイルスが付着している可能性もあるため、石鹸を使ってしっかり手を洗いましょう。
アルコール消毒などで、手指を消毒するのもよいでしょう。


【うがいについて】
風邪やインフルエンザの感染は、喉などから菌、ウイルスが侵入することにより起こります。
うがいをする事によって、風邪の原因となるウイルスや菌を洗い流し
侵入を防ぐ事ができます。
さらに、うがいによって喉が加湿されるため、
その後に菌が喉の粘膜に付着するのを防ぎます。
ある調査では、うがいをしないグループと1日2回水でうがいをしたグループを比較し、水でうがいした方が
風邪をひく率が約40%も低かったという結果が出たそうです。

続いて、うがいの手順と注意点についてご説明いたします。
【うがいの手順】

①まずは、口の中を清潔な状態にします。口に水を含み、ブクブクと口の中全体をすすぎます。全体がすすげるように頬を動かしながら、少し強めにすすぎましょう。
※①は上を向かずに行います。
②口の中の水をペッと吐き出します。※すっきりしない時は①.②を2~3回繰り返します。

③ 水またはうがい薬を口に含み、口を閉じてぐっと上をむきます。
喉の奥まで届くように意識して『ガラガラガラ』と声を出しながら15秒ほどうがいをします。

④口の中の水をペッと吐き出します。

⑤もう一度③~④を繰り返します。

⑥最後に、口に水を含んで、口の中全体を軽くすすいで完了です。※うがい薬を使用する際は説明書きに従って適正な濃度に薄めて使用してください。 

【うがい薬と水を使い分けましょう】

うがいは、【うがい薬でのうがい】【水でのうがい】の2つに分かれます。
風邪をひいた時。風邪予防には、うがい薬!と思う方も多いと思いますが、
水、うがい薬は、それぞれ目的や役割が異なるので
以下のように使い分けるとよいでしょう。
 
また、水ではなく食塩水や緑茶などのお茶でうがいするという方法もあります。
食物なので、うがい薬の代わりというよりは、水と同様に風邪予防などに使用しましょう。


うがい薬でのうがい
喉に痛み、腫れ、違和感などがある時
風邪やインフルエンザが流行している時期 など

うがい薬でのうがいは長期間使い続けるのではなく、なにかしらの体調の変化が出ている時やインフルエンザが流行していて心配という
時期など、スポット的なアイテムとして使用するようにしましょう 。
うがい薬には、殺菌作用や喉の痛みを鎮める働きがありますので、風邪気味の時やインフルエンザが気になる時期、
喉に痛みがある時などに使うことが一般的です。
医師の指示に従って適切に使うことが大切です。


水うがい、お茶でのうがいなどの日常うがい
日常うがいは、帰宅後だけでなく、勤務先、学校などに到着した際や、食事の前、
掃除をした後などのタイミングで行いましょう。
乾燥が気になる時や、喉に違和感がある時などにも日常うがいは効果的です。
 
うがいができない小さな子供はこまめな水分補給を
特にガラガラうがいは小さな子供には水やお茶などのこまめな水分補給でうがいの代わりにしましょう。
 
水分を摂取することで、細菌やウイルスも一緒に体内に入ってしまうのでは?とお思いかもしれませんが、胃に流れこんで胃酸によって殺菌されるので心配ありません。
 
もちろん、子供だけでなく大人も、こまめに水分補給することは同様な効果がえられます。
 
水でも構いませんが特に緑茶がおすすめ。


2010年の静岡県立大学薬学部と社会福祉法人白十字会との共同研究により、緑茶を飲む事でインフルエンザ予防に効果があるとの結果が発表されています。
 
研究によると、緑茶に含まれるカテキンとテアニンがインフルエンザの発症を減少させる効果があるのだそうです。
毎回急須でいれるのが面倒なら、ティーバックやペットボトルの緑茶でも問題ありません。
手に使って手軽にインフルエンザ予防にお役立てください。


 
ここまで風邪予防にうがいは効果的だと説明してきましたが、
 
厚生労働省が呼びかけるインフルエンザ予防対策は、

  1. 流行前の予防接種
  2. 外出後の手洗い等
  3. 適度な湿度の保持
  4. 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
  5. 人ごみや繁華街への外出を控える。【引用 『厚生労働省 インフルエンザQ&A』】
    の5点であり、とくにうがいは励行されてないことがわかります。
     
     
理由としては、インフルエンザウイルスは粘膜に付着してから数分~20分程度で体内に侵入してしまうため、うがいで洗い流す方法は現実的でないという点が挙げられます。
しかし、③適度な湿度の保持として、マスクやうがい、こまめな水分補給は役立ちます。

【専門家による様々なマスク論争】

マスクに関する効果の有効性に関して、科学的エビデンスが少ないのが現状です
 
【マスクが効果がないと考える人の意見】
※マスクの隙間が5μmに対して、ウイルスは0.1μmと大きさが小さく


世界保健機構(WHO)発行の感染予防マニュアルにも
《マスクによる上気道感染の予防効果にははっきりとしたエビデンスはない》と記載されているためマスクの効果には疑問が残るとのことでした。
 
しかし、近年 香港大学の研究グループがマスク着用の有効性に関して発表し
通常の【風邪】のコロナウイルスに感染した患者が、一般的に使われる使い捨てのマスクをすると、ウイルスはマスクの外に出なかったとの実験結果を発表し
新型コロナウイルスでも、患者がマスクをすることで感染拡大のスピードを抑えられる可能性を示唆しています。
 
実際アメリカやWHOでは当初、マスクはあまり重要ではないという立場だったのが
最近になってマスクの着用を国民に義務付けるなど一定の効果を認めています。
アメリカのCDC=疾病対策センターは、『新型コロナウイルス対策でマスクは不要という徒来の見解を修正し、着用を認める』という新たな指針を発表しています。
 
マスク論争の現状での結論

マスクに関する効果の有効性に関して、科学的エビデンスが少ないのが現状ですが
香港大学での発表にもある通り、近年その効果の有効性に関しても認められつつあります。
 
厚生労働省も『他人にうつさない(拡散予防)』ために必要であると述べていることや、
直接顔を手で触らないという意味、飛散による粒の予防、喉の感染を防ぐという観点から
マスクには一定の効果があると考えています。
 
マスクがウイルスを外に出さないという研究結果を正しいとすれば、マスクをつける人が増えれば増えるほど、その拡散予防効果が増すといえます。
 
感染予防について関心が高まる昨今、手洗い、うがい、マスクなどの重要性について
3、4、5月のブログでお話をさせていただきました。
ご家庭でも活用できる事も沢山、発信できればと思います。
 
【患者様へ】
新型コロナウイルス(COVID-19)に関する対応について
当院におきましては、患者様とチームメンバー(従業員)の健康と安全を最重視しており
施設の衛生環境を最高水準に保つよう全力で取り組んでおります。
来院時には全ての患者様、来院者様に検温を行っておりますので、ご理解ご協力の程よろしくお願い致します。
 

2020-05-19 17:19:44

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あしま歯科クリニック4公式ブログ4月【インフルエンザ予防と歯周病菌】

【4月のブログ『インフルエンザ予防と歯周病菌』】

花冷えの候となりましたが、ご体調はいかがでしょうか、お伺い申し上げます。
東浦町 医療法人 慈朋会 あしま歯科クリニック 歯科衛生士の石原です。
平素より当院にご来院いただき誠にありがとうございます。
前回の3月のブログは、歯科衛生士 杉浦による【感染と予防について】でした
今月は【インフルエンザ予防と歯周病菌】についてのお話をしていこうと思います。

【感染のメカニズム】 
一般的に風邪は細菌かウイルスのどちらかが原因で発症しますが、メカニズムが異なります。
細菌は粘膜に付着するだけで、炎症を起こし、喉が痛くなったり、熱が出ます。
一方ウイルスは粘膜に付着しただけでは発症しません。
細胞の中へ入り込む事で感染します。

インフルエンザウイルスの表面には
ヘマグルニチン(HA)ノイラミニターゼ(NA)という2つの酵素があります。



 

口からインフルエンザウイルスが入ると、
ヘマグルチニン(HA)が喉など粘膜の細胞にあるシアル酸にくっついて細胞内に入り込み感染します。そして、2つ目のノイラミニダーゼ(NA)が感染した細胞と
ヘマグルチニン(HA)の結合を切って複製されたウイルスを遊離させ新たな細胞へ感染を拡大させます。このようにしてインフルエンザウイルスは感染し増殖します。
 
【歯周病菌がウイルスの活性化を促進】
歯周病菌が持つたんぱく質分解酵素は上述したウイルスのHAに作用して
ウイルスを活性化させ、インフルエンザにかかりやすくなります。
さらにインフルエンザ単独での細胞への感染よりも
歯周病菌が加わった場合の方が拡大することがわかっています。




 

また、歯垢に棲みつく歯周病菌は抗生物質などの薬や
身体の免疫細胞でも撃退する事ができません。
歯周病菌は歯垢ごと歯磨きで除去するしかありません            
 
歯周病菌を除去してインフルエンザを予防する為にも
日頃からお口の中を清潔に保つことがとても重要です。

 
感染症には様々な種類があります。それぞれに特徴があり、対処法も異なります。
先月お話をした、手洗いは 感染予防三原則の一つ 
【病原体の侵入経路を遮断する】
※感染経路対策  マスク、手洗い、うがい、人ごみを避ける の中で
あしま歯科クリニックでも行っている手洗いに焦点をあてましたが
うがい+αという意味で  歯磨きをより丁寧に
日々の日常生活に取り入れることで感染リスクを軽減させ
より健康な身体作りの参考にしていただけると幸いです。

 
補足になりますが、昨今世間を騒がせている
新型コロナウイルス【COVID-19】は
 

エンベロープを有するウイルスに該当し、アルコールや界面活性剤なら
膜を壊してダメージを与えられます
消毒剤がなければ、石鹸でもしっかり泡立てて洗えば効果はあるのです。
エタノールが手に入らない時も
今日からでもご家庭でも取り入れる事ができる事は
仕事から帰ったら、ソファーでのんびりしたい気持ちを抑え
衣類を洗濯機にいれます(洗剤はエンベロープウイルスを不活化させます)
お風呂へ直行し石鹸やシャンプーで身体や頭をしっかっり洗うことは
家にウイルスを持ち帰ることを防ぐ毎日の習慣になります。
大切な家族を感染から守る為、感染源を取り除いていきましょう

 
【重要】 (追記)当院の新型コロナウイルス《COVID-19》に
対する歯科処置について

今回のコロナウイルス(COVID-19)に対しての歯科診療に関して
当院においては以下の通り実施しています。

  1. 待合室の椅子を減らし、患者様の待合室での待ち時間がないよう予約調整をさせていただきます。
    そのため、お手数ではございますが、診療の時間がくるまで
    お車で来院の患者さまに対しては、車内での待機をお願いする場合がございます。
    ご協力の程よろしくお願いいたします。
     
  2. 抜歯処置やインプラント治療など緊急を要さない外科処置のおいては手術の延期をお願いする場合がございます。ご協力の程よろしくお願いいたします。
     
  3. 口腔内のメインテナンス、清掃、治療に関しては抗ウイルスの観点より感染対策を徒来通り、患者さまの安全管理を十分実施したうえで施術を行ってまいります。
    口腔内を保全(安全に保つこと)することにより感染のリスクを減らす事ができます。
    参照 http;//www.nsigr.or.jp/.coronavirus.html
(一般社団法人 日本歯科医学会連合の新型コロナウイルス感染症について)
患者さまにはご不便をおかけいたしますがご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします。
 

2020-04-13 19:10:08

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【3月のブログ『感染と予防について』】


三寒四温の言葉通り、冬が行き戻りしている昨今、体調管理が難しい時期になりますがお変わりありませんか?
東浦町 医療法人 慈朋会 あしま歯科クリニック 歯科衛生士の杉浦です。
平素より当院にご来院いただき誠にありがとうございます。
前回のブログは歯科衛生士 小川による【インプラントを長持ちさせる秘訣】でした。
今回は世間を騒がせている、新型コロナウイルス感染症により、より重要となっています感染対策について、特に誰もができることのついて述べさせてください。

感染対策で手洗いが基本なワケ
人が罹患(りかん)する要因の多くは、手に付着した病原微生物《細菌、ウイルス等》が物品に付着し、そこからまた手を介して鼻や口、目から体内に入ることです。
多くの病原微生物は、電車のつり革、手すり、エレベーターのボタン、ドアノブを介して
手から手へと拡がり、それが感染拡大のきっかけとなります。
つまり、手は見た目に汚れていなくても病原性微生物が付着している可能性があるため、石鹸と流水を用いてキレイに洗い流す習慣をつける事が、感染対策の基本であり、最も重要な手段といえるのです。
ちなみにあしま歯科クリニックでは、患者さまが安心して院内ですごせるよう
1時間おきにスタッフが靴箱、待合室、キッズコーナー、お手洗い、ドアノブ等を
清掃消毒を実施しております。
 
正しい手洗いを方法を知る

手洗いは《日常手洗い》《衛生的手洗い》《手術時手洗い》の3つに分けられTPOに合わせて使い分けられています。

                      
      【日常手洗い】              
食事の前やトイレの後など日常的な行動に伴った手洗い法。
石鹸と流水を使用して汚れや有機物及び通過菌の一部を除去します。
しっかりと石鹸液を泡立てる事泡立てる事で
手全体や手のシワなどに石鹸液がいきわたります。
正しく手洗いするためには30秒かかります。30秒の手洗いを身に付けるために、タイマーなど置いて実施してみる方法もあります。30秒間の手洗いを実感してみてください。

2度洗い  
2回手洗いを実施する事でウイルスの除去効果があるというデータもあります。
特に冬場のウイルス流行時のトイレの後は2回手洗いの実施をお勧めします。

 
【衛生的手洗い】

全ての通過菌を除去あるいは殺菌を目的としています。
食品を取り扱う仕事や、医療、福祉に関係する人に必要な手洗い方法で、洗って、拭いて、消毒まで行い、感染予防や食中毒予防のために通過菌を全て除去することを目的としています。
石鹸液による日常の手洗いでも、正しい手洗い方法を行えば衛生的手洗いレベルになりますが、実際はもっと短い時間しか行われておらず、見た目の汚れがないとどうしても疎かになりがちです。アルコール手指消毒剤は、短時間で細菌からウイルスまで幅広い微生物に有効で、通過菌に対する効果が優れています。
石鹸液だけの手洗いでは落としきれずに残った微生物もアルコール消毒液により除去できます。




 

親指や指先、指の間などは手洗いが不十分になりやすいと報告されてます。
手を漠然と洗うのではなく、指の間、手首、爪の間など含め、丁寧にこすり洗う必要があります。
また、衛生的手洗いを行う上で爪は短くし指輪や時計は外しましょう。

【手術時手洗い】
今からは現在の医療界での常識についてお話していきたいと思います。

手術時手洗いの歴史
まず最初に手術のときの手洗いの歴史について簡単にお話していこうと思います。
医療における手術時の手洗いの歴史は、まだPasteurによる細菌学の概念のない
1840年代に始まりました。
当時は、周産期死亡の重要な原因であった産褥熱の発症率が約30%と非常に高い時代でした。
Semmelweisが、塩素水とブラシを用いて手洗いをする事で、産褥熱の発症率が2~3%まで低下する事を示したのが最初でした。
 
しかし、これは実は広く受け入れられる事はありませんでした。
その後、細菌学が広まったこともあって、ListerがSemmelweisの手洗いを再評価して外科学に取り込んだことで一般的なものとして定着したと言われています。
それから160年の時を経て、感染制御の環境は大きく変わり、2000年代に手洗いの方法は初めて変化したのです。

【現在の手術時手洗い方法】
では現在の手洗い方法はどのように行うのがスタンダードなのでしょうか
ブラシを用いる手洗い方法をスクラブ法といいます。
これに対して、ブラシを使用しない揉み洗い法、擦式消毒用アルコール製剤を手指から前腕に十分に擦り込むラビング法があります。
 
これが現在、推奨されている方法です
 
スクラブ法ラビング法の比較により、消毒効果に差がない事と手術部位感染(surgical site infection : SSI)の発症率に差がないことが2000年以降いくつもの論文で示されており、もはや医学会の常識となっています。
(小林 寛伊.LISTER CLUB 学術集会記録.2003)
(Parienti JJ,et al.Jama.2002)
(深田 民人.日外感染症.2006)
(Palmer JS.Urology.2006)
さらに上の論文では
 
ブラシによる皮膚のダメージはかえって手が荒れる原因となり、細菌の増殖によりSSIの発生率を高める危険性がある
ことが指摘されています。
 
現在では、これらのことは医療現場に広く受け入れられている状況であると言われていますが、ひと昔の実臨床ではブラシを用いてゴシゴシと長時間手洗いをしている風景は外科ではまだまだ多いようで、そのなごりが現在も続いていることがあるようです
(当時の手洗いは間違いだったのではなく最善の方法とし導入されていました)
 
現在の手洗いの方法

ラビング法 :①アルコール配合手指消毒薬を手指から前腕に十分に擦り込む方法
スクラビング法 :②抗菌性スクラブ製剤による 指先のみブラシを使用した、揉み洗いにアルコール擦式製剤を併用する方法
③石鹸液と流水による予備洗浄の後に、アルコール擦式製剤を使用する方法
この3つの方法であれば、いずれの方法でもよいとされています
(Parienti JJ,et al.Jama.2002)
(Rotter ML. J Hosp Infect.2001)
 
あしま歯科クリニックでの手洗いに使用する薬剤の紹介
 
4%クロルヘキシジングルコン酸塩製剤と
7.5%ポピドンヨード製剤
を両者を採用しています。
抗菌スペクトルは7.5%ポピドンヨード製剤の方が広く、クロルヘキシジングルコン酸塩は皮膚と強い親和性があるため、持続性に優れていることが報告されています
(Larson EL ,et al. Am J Infact Control.1998)
(Larson EL ,et al. Am J Infact Contorol.1995)
 
理事長はディスポ―サブルブラシを使用した
スクラビング法②を採用し
薬剤による手荒れを防ぐためオペ担当歯科衛生士 横井は時間をかけ揉み洗いをする③を採用しているようです。
余談になりますが時間をかけて手洗いをする秘訣は好きな曲を心の中で数回繰り返すことで
決まった時間きちんと手を洗う工夫をしているとの事。
どんな曲が流れているのでしょうね。
 
あしま歯科クリニックでは最新のエビデンスをもとに、目的にあった手洗いが常にできるよう正しい知識と共通認識を持ち、
患者様に安心して治療をうけていただけるようスタッフ教育を行っております。
 


今回は手洗いについてのブログ内容になりましたが上記の手洗い手順は
ご家庭の石鹸でも【日常手洗い】として取り入れていただける内容ですので
お試しください。
 

2020-03-09 11:23:03

【2月のブログ② 『インプラントを長持ちさせる秘訣』】


まだまだ寒さが厳しいですが、お風邪などお召しになっていませんか?
東浦町 医療法人 慈朋会 あしま歯科クリニック 歯科衛生士チーフの小川です。
平素より当院にご来院いただき誠にありがとうございます。
前回のブログは、歯科衛生士 下村による【インプラントの術前、術後の注意事項】でした。
今回はインプラントメンテナンス中に担当する患者様からよく尋ねられるご質問について
お答えしていこうと思います。
インプラントは天然歯と近い感覚で噛め、まるで自分の歯が蘇った使い心地であることから【第二の永久歯】と例えられることがあります。このように他の治療法と違った自然な使い心地がインプラント人気の大きな理由ではありますが、当然両者は同じものではありません。
インプラントを長持ちさせるためには両者の違いをよく把握しておくことが重要になってきます。
インプラントと天然歯の違いとして次のようなことがあげられます



―インプラントは虫歯にならない、しかしー                        
インプラントは、チタン製の人工歯根にセラミックなどの人工歯を被せたものです。このように全てが人工物ですので当然虫歯になる事はありません。
これは良い点ではあるのですが【虫歯にならない】ということで油断をしてしまい、歯磨きを怠って周囲に細菌が繁殖し、歯周病菌が感染すると天然歯同様にインプラントも周囲組織に炎症を引き起こします。インプラント周囲炎と呼ばれる状態です。お口の中が不衛生な状態はインプラントの寿命を縮めてしまうことがございます。
天然歯の歯周病予防と同様、インプラントも周囲炎の予防が大切であり
天然歯よりも細菌による防御システムが弱いため、プラークを取り除く毎日の歯磨きは一番の基本になるものです。
―インプラントは過度な咬合力(非機能的な力)によりダメージを受ける場合がございますー
天然歯の歯根は骨に直接埋まっているわけでなく歯槽骨との間に歯根膜という靱帯に支えられて埋まっています。この歯根膜はクッションの役割もしており噛んだ際の衝撃を緩和し異常な力(非機能的な力)がかかった場合に痛みを感じるなどして私たちに知らせてくれています。

一方でインプラント体と骨は直接強固に結合しています

これがインプラントの最大の特徴でもあり丈夫に歯を支える力となります

インプラントと天然歯は図のように構造がことなります 
また、歯の噛み合わせというのは生涯同じではありません。
口腔内の状態は経年的に変化します。噛んでいるうちにだんだんと噛み合わせが変化することもあるわけです。
そのため噛み合わせが次第に変化すると、インプラントに過剰な力がかかるようになってしまうことがあります。
歯科医師は生理的動揺のある歯根膜のある天然歯、歯根膜のない揺れないインプラントとの全体の噛み合わせのバランスを見守る必要があります
就寝時に歯ぎしりやくいしばりといった癖がある場合にもインプラントに異常な力がかかり続けます。インプラントというのは通常の食事の際に噛む力(機能的な力)などでは問題ありませんが、異常な力(非機能的な力)にたいしては天然歯よりもダメージを受けやすいと言われています。
 
よって定期的な歯科医師による噛み合わせのチェックも大変重要になります
インプラントを長持ちさせるための秘訣       

インプラントを長持ちさせるには口腔内の環境をキレイに保つ事と、インプラントにかかる力のコントロールをするという2つの事が非常に重要だといえます
 
あしま歯科クリニックでは歯科医師や院内歯科技工士とが(ブログの11月号にも一部紹介をしましたが)インプラントの埋入位置や噛み合わせ、被せ物の審美性、歯科衛生士と清掃性などを話し合い、共通認識を持ってインプラントを長持ちするよう適切に治療するよう理事長の指導のもと勉強会などの機会を持ちチームで治療をおこないます。
 
そして患者様ご自身でも、より長持ちするようこころがけて頂きたい秘訣をご紹介いたします。

歯磨きをきちんと丁寧に行う
毎日の歯磨きは一番の基本となるものです。
 これが不十分ですとインプラントは本来の寿命より早くダメになってしまう可能性が高くなります。
インプラントの日常の歯磨きには特別な器具や材料は必要ありません。
基本的には自分の歯を磨くように歯ブラシ・歯間ブラシ・デンタルフロス等を使用しお手入れしていただければ大丈夫です。
注意すべきポイントとしてはやはり、汚れが溜まりやすい場所を重点的に行う、ということがあげられます。
 汚れが溜まりやすいのは、天然歯も同様ですがインプラントの歯の根元、つまり歯と歯茎の境目です。
この部分に汚れが残らないよう心掛けてください。
歯ブラシの硬さはインプラントや歯茎を傷つけないよう《普通》または《柔らかめ》の硬さを選ぶようにしましょう。
患者さまに一番適した歯ブラシや歯間ブラシ、また使用方法などを担当歯科衛生士がご提案致しますので気軽にお尋ねください。


                                                                           


定期的なメインテナンスを欠かさない
インプラントを良好な状態で保ち続けるには歯科医院での定期的なメインテナンスが必須です。
これは天然の歯でも同じですが、定期的にインプラント部のチェック、噛み合わせのチェックを受け、
問題があれば治療や調整などを行い、
クリーニングで歯石や普段の歯磨きで落としきれない汚れを徹底的に落とし口腔内の環境を良好に保てるようにします。
あしま歯科クリニックでは、できれば2~4か月に一度の定期健診をお勧めしております。

歯ぎしりのコントロールをする
歯ぎしりの自覚は難しいですが、もし歯ぎしりやくいしばりをしている可能性がある場合はそのままにしてはいけません。
歯ぎしりによってインプラントに必要以上の力が加わり続けると、先述したようにそれがインプラントに
ダメージを与える要因になりえます。
歯ぎしりのほとんどは眠っている間に起こりますので、自覚があってもなかなかコントロールすることが難しいものです。
そのような場合には、歯ぎしりから歯を守るマウスピースを作成することをおすすめしております。
就寝時に装着するだけで脱着もご自身で容易に可能です。
不必要な負荷が天然歯にもインプラントにも掛からないよう、歯ぎしりの力から守るようにしましょう。

なるべく禁煙
タバコを吸うと、体にとっては様々なリスクが増大しますが、歯周病で歯を失うリスクも非常に高くなります。
これはインプラントにとっても全く同じ事がいえます。
タバコをお吸いになられる方はなるべく禁煙することをおすすめします。

健康的な生活を送る
身体の健康状態が悪くなると、抵抗力が落ち 歯周病などの感染症にかかりやすくなります。お口の中も、もちろん身体の一部です。
健康的な食生活や運動を心掛け 身体を健康に保つことで、インプラントもより長持ちしやすい環境となります。
 
今回は、インプラントについてフォーカスをあてましたが、患者様のご自分の天然の歯であれ、被せ物であれ、インプラントであれ上記に書いた【長持ちさせる秘訣】はほぼ同じになります。
 
より永く自分の歯をつかっていただけるよう、今後こうしたブログなどでも患者様に情報を発信してまいりたいと思います。
 
入れ歯、歯の被せもの、矯正、インプラント、歯のクリーニング、ホワイトニングなど
お口のなかで気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせください。
 
余談にはなりますが、2020年3月1日は歯科衛生士国家試験の日になります。
全国の歯科衛生士のタマゴさん達は試験の追い込みの日々におわれている事でしょう。
未来の歯科衛生士と日々患者様と向き合い切磋琢磨できる日を大変心待ちにしております。

2020-02-12 16:27:23

スタッフ公式ブログ2月号 インプラントの術前、術後の注意事項について

【2月ブログ インプラントの術前、術後の注意事項について】
春の訪れまで、まだいくらか日があるようですが、いかがお過ごしでしょうか
東浦町 医療法人 慈朋会 あしま歯科クリニックの歯科衛生士 下村です。
平素より当院にご来院いただき、ありがとうございます
前回のブログは歯科衛生士 櫻井による
【歯間ブラシとデンタルフロスの重要性】でした。
 
今月は私から患者さまへ 【インプラント術前、術後の注意事項】についてお話をしたいと思います。
 
インプラント手術を安全にうけていただき、術後の経過を良好にするためにも患者さまに
いくつかの事をお願いしています。
 
【イ ン プ ラ ン ト 手 術 前 の 注 意 事 項】

●清潔な口腔内で処置が行えるように処置日の1週間~3日前までに
歯科医院で口腔内のクリーニングを済ませましょう
●インプラント手術前日は睡眠を十分にとり体調を整えておいてください
 
●インプラント手術前日は飲酒を控えてください
(アルコールによって全身の血液の循環が促進され、過度な出血の原因になることがございます) 
●タバコを吸われる方は処置日の2週間前より禁煙のご協力をお願い致します
(喫煙により唾液の分泌が減少し口の中が乾燥すると傷口が雑菌に感染しやすくなり、喫煙により歯肉の毛細血管が萎縮し治りが遅くなる場合がございます)
●処置日当日は化粧は薄めにし締め付けない楽な服装でご来院ください。
また、当院では血液中の酸素濃度を測る機械を指に装着するため
ネイルアート(マニキュア、ジェル、スカルプ等)は落として来ていただくようお願い致してます。
●義歯(入れ歯)、アクセサリーなど装飾品等は外して頂くようお願いします
●事前にお薬を処方された場合は忘れず服用してください
●高血圧で血圧を下げるお薬を服用されてる方は処置日当日の朝に服用してください
 
【インプラント術後の注意事項】
 
●処置日当日は強いうがいは控えてください
(強いブクブクうがいは出血がとまりにくくなるため、痛みが出たり傷が治りにくくなる場合がございます)
※ガーゼを噛んで血がじわっとにじむ程度であれば問題ございません
通常2日間くらいは血の味がしたり、うがいの際は少量の血液が混じることがありますが
治癒の過程上に起こる通常の反応です、ご安心ください
 
―痛み、お薬について―
●処置後、痛みがでるようでしたら、頓服(痛み止め)を服用してください
●痛み止め以外のお薬を処方された場合、お身体に変調(腹痛、下痢、発疹等)がない限りは
示通りに服用してください
 

―お食事について―
●食事は麻酔がきれてから柔らかい物を反対側で噛むようにしてください
処置後、一週間くらいは処置した場所でできるだけ噛まないでくださいますようお願い致します
●熱い物、刺激物、硬い物などの飲食はお控えください
―腫れ、内出血斑―
●お顔の腫れや、内出血斑(青あざ)が人によってでる事がございます
※腫れは2~3日がピークになるので、気になる場合は20分毎冷水で湿布してください
しかし、氷などの極端に冷たい湿布はかえって治癒を悪くするので避けてください
内出血は数日で自然に消えていくので心配ございません
―その他―
●処置後、当日のお風呂は軽く流す程度か、シャワーにしてください
●飲酒、喫煙はできることなら2週間はお控えください  
●処置後2~3日は過度な運動はお控えください→血液の循環が促進される場合治癒が遅くなる場合がございます

また喫煙による傷口の感染を極力防ぐため、ご理解とご協力をお願いしております
●処置したところを指や舌で触らないでください
●今まで義歯(入れ歯)を使用されていた方は使用を控えてください
●歯磨きは処置部位をさけておこなってください
●処置後2日以降は毎食後、就寝前には処方されたうがい薬でうがいをしてください
 
以上が主な注意事項となります。より安全に処置を行うためにも
インプラント治療を希望された場合はご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
またインプラントをより長くつかっていただくためには毎日のセルフケアに加え
定期的に歯科医師によるチェックと歯科衛生士によるクリーニングが必要になります。
インプラント治療が終了しても定期健診は必ず受診をお願い致します。
 

2020-01-20 15:13:33

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デンタルフロスと歯間ブラシの重要性 公式ブログ1月号


明けましておめでとうございます。 
あしま歯科クリニック歯科衛生士の櫻井です。
平素より当院へご来院くださいまして
ありがとうございます。        
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
今回はデンタルフロスや歯間ブラシの重要性についてお話し致します。
皆さんは普段歯磨きする際にデンタルフロスや歯間ブラシなどの“補助用具”は使われていますか?
 
歯磨きの目的は、虫歯や歯周病の予防です。
そのためには、プラーク(歯垢)をきちんと除去することが重要になります。プラークは歯の表面にしっかりと付着し、強くうがいをしても取れません。そのため歯ブラシや補助用具を使い、こすって磨く必要があります。
歯を完璧に磨くということは、私たち歯科医療従事者にとっても難しいことです。
ある調査で、歯ブラシを使用し丁寧に磨いたとしても、プラークは6割しか落とせないということが確認されています。
では、どのようにすれば磨き残しを減らし健康的な口腔内を維持することができるのでしょうか。
 
歯磨きの際に注意するべき箇所は、歯ブラシだけでは毛先が届かず磨くことができない歯と歯の間です。

さらに、歯と歯の間の歯ぐきは「コル」と呼ばれ、
形態的に鞍上形態(凹面形態)をしています。
このくぼみにプラークが停滞しやすくなります。
また、コルの部分は感染に弱い上皮組織になっていることから、歯周病菌が侵入しやすく、歯周病になりやすいです。
歯と歯の間のプラーク除去にはデンタルフロスや
歯間ブラシなどの補助用具を使用し、虫歯や歯周病予防のために磨き残しを減らしましょう。 
              


          
 
≪デンタルフロスと歯間ブラシの使い分け≫
デンタルフロスは、歯と歯のすき間が狭い方や歯と歯の間に向いています。

歯間ブラシは、歯と歯の間のすき間が大きい方に向いています。
サイズは4S(レッド)からLL(グレー)まであります。
歯のすき間に対して細すぎる歯間ブラシは、プラーク除去が不十分になりやすく、また太すぎる歯間ブラシは歯ぐきを傷つけてしまう恐れがあります。
効率よくプラークを除去するために自分に合ったサイズの物を使用しましょう。
ご自分に合うサイズがわかりにくい場合は当院で使用サイズのご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談してください。


                               
 



歯間ブラシの使い方について
1.歯ぐきを傷つけないように、
     歯間ブラシを歯と歯の間に入れる。
   慣れるまでは鏡を見ながら使用しましょう。

2.左右の歯の表面に沿ってあたるように動かす。
  2~3mmのストロークで
     ブラッシングしましょう。
 
※歯ブラシと同様に、歯間ブラシも毛先が乱れてきたら新しいものに交換してください。


 
 
デンタルフロスの使い方について
<糸巻きタイプ>
1.デンタルフロスを適度な長さ(40~50cm)に切った後、両手の中指に2~3回ずつ、 デンタルフロスの間隔が10~15cmになるように巻きつける。

2.親指と人差し指で支え、間隔を1~2cmに保ちながら歯と歯の間にゆっくりと入れる。

3.左右の歯の表面に沿わせるようにして、デンタルフロスを前後に数回動かす。

4.次の歯と歯の間をケアする際には、デンタルフロスの使用した部分をずらして新しい部分を使う。


 
 
<ホルダー(柄付き)タイプ>
1.デンタルフロスを持ち、歯ぐきを傷つけないように、歯と歯の間にゆっくりと入れる。

2.左右の歯の表面に沿わせるようにして、デンタルフロスを前後に数回動かす。



 
はじめてデンタルフロスを使う方には、操作しやすいホルダータイプがおすすめです。糸巻きタイプを両手で使うことが難しい方や、小さなお子様に使わせたい方にも向いています。
 
お口の中の環境は一人ひとり違うため、正しい歯磨きの方法も人により様々です。
当院では歯科衛生士が患者さま一人ひとりに合った歯磨きの仕方をご提案します。
他にも、入れ歯、歯の被せもの、歯の詰め物、インプラント、矯正、歯のクリーニング、ホワイトニングなどお口の中で気になることがございましたらお気軽にお問合せください。
 

2020-01-01 00:00:00

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【インプラント】についてのお話~診断用ワックスアップ・診断用ステント 公式ブログ11月号

こんにちは。

東浦町石浜にある医療法人 慈朋会 あしま歯科クリニックの歯科技工士の中川です。前回、私が書いたブログの記事(歯科技工士とは:6月号)を載せたのが6月になるので、5ヶ月ぶりの投稿になります。

11月号では、専門的な話に触れていきますが、なるべくわかりやすく書いていくので、今回もよろしくお願いします。

 

歯科衛生士さんが、910月と公式ブログで『インプラント』について書いていました。

9月はインプラントメーカーの特徴について、10月はインプラントの治療方法と治療の流れについて。

そして今回は、10月号の「STEP診断に基づいた治療計画の説明」で触れていた2つのことについて書いていきます。1つ目は『診断用ワックスアップ』について。2つ目は『診断用ステント』についてです。

 

 

診断用ワックスアップ

診断用ワックスアップとは、「将来回復すべき歯の位置・形・長さ・幅・傾き、噛み合わせの状態をワックスと呼ばれる蝋(ろう)でシミュレーションすることで、個々の患者さんが持つ問題点と最終的な被せ物(上部構造)に与えるべき形態を三次元的に浮き彫りにして、そこから診断と治療計画の立案を行うもの」です。

例えば、服を買うときですが、どんなに気に入ったものでも買う前に実物を試着することって当たり前ですよね?

それは、メーカーや種類によってサイズ感も違いますし、材質によって体や肌へのフィット感も違うからです。あと、試着せずに買って、家に帰って着た時に「こんな感じになるとは思わなかった」と後悔したくないからだと思います。これは、インプラント治療においても同じことです。どんなにインプラント治療が良い治療だとしても、治療が終わったときに、「想像してたのと違う」や「こんな感じになるとは思わなかった」と患者さんが思ってしまっては、良い治療とは言えません。

インプラント治療において「こんな感じになるとは思わなかった」という後悔を防ぐ一つの方法が『診断用ワックスアップ』なのです。

あしま歯科クリニックでは、インプラント治療に興味をお持ちの患者さんに対して、診断用ワックスアップによる診断と治療計画の立案を行っています。診断用ワックスアップの製作は私が「歯の位置・形・長さ・幅・傾き、噛み合わせの状態」を考慮した上で行っていますし、出来上がった診断用ワックスアップは担当医に見せ相談し、必要な場合は2・3パターンを追加で製作します。ときには、「インプラント治療だけでなく、他の治療方法を提案した方がいいかもしれない」という意見も出ます。このように密に連携を取った上で、患者さんに担当医から治療の説明が行えるのは、あしま歯科クリニックの強みでもあります。

出来上がった診断用ワックスアップの状態を、患者さん・歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士が共有して治療を進めていくことは、インプラント治療においてとても大切なことです。

 

 

診断用ステント

診断用ステントとは、「インプラント治療の際、エックス線写真やCTを用いたインプラントの埋入位置の診断に使用する透明樹脂で製作された小さなマウスピースのようなもの」です。

診断用ステントは、で説明した診断用ワックスアップを基に製作されます。そのステントを用いて、模型上で理想的なインプラントの埋入位置だと判断した位置が、実際の口腔内において安全なインプラントの埋入位置であるかを診断します。そして、顎の骨の状態・骨の密度・インプラントを埋入する隣の歯の状態・神経の走行などを考慮し、歯科医師はインプラントの埋入手術を行うか否か、追加で外科的処置が必要なのか、埋入手術を行う場合はインプラントの埋入位置を決定します。

診断用ステントも診断用ワックスアップ同様に、インプラント治療を行う上でとても重要なツールであると、あしま歯科クリニックでは考えています。

 

 

今回は患者さんには聞き馴染みのない、『診断用ワックスアップ』と『診断用ステント』について書きました。「内容が難し過ぎるかも」と思いましたが、あしま歯科クリニックが自信を持って行なっていることなので、是非多くの方に知ってもらいたくて、この内容を11月号に載せようと考えました。

あしま歯科クリニックで行われているインプラント治療のことが、ブログを読んで頂いている皆様に少しでも伝わっていたら幸いです。

 

公式ブログはこれからも続いていくので、是非チェックしてくださいね。

インプラント、入れ歯、歯の被せ物、歯の詰め物、矯正装置、歯のクリーニングなどお口の中で気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

もし担当医に聞きづらい、聞くことを忘れてしまった場合がございましたら、無料メール相談もありますのでご活用ください。


2019-10-30 18:54:13

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